胃薬がドライアイの治療に効果があるということはご存知でしょうか?
「胃薬がドライアイに効くの?!」 と、驚かれるかもしれません。
そもそも、よく考えてみると、
「目はどのように守られているの?」 「ドライアイってどんな症状?」
そんな疑問も湧いてくるかもしれません。
今回はドライアイについて、ご紹介しようと思います。
目はどのように守られているの?
「涙」と「粘膜」が目の表面を守っています。
涙
・ 乾燥から目を守っています。
・ 目の表面を覆ってなめらかにしています。
粘膜
・ 様々な刺激から目を守っています。
・ 涙を均一に保つ役割をしています。
ドライアイは凸凹Eye?
ドライアイは以下が考えられます。
・ 涙の量が少なくなる
・ 粘膜が荒れた状態になる
・ 涙が目の表面を覆えなくなる
まぶたとの摩擦でごろごろ感や痛みを感じます。
表面がデコボコで光が正しく入らなくなります。すると、物が見えにくくなったり、かすんで見えるようになってしまいます。
凸凹EYEってどんな症状になるの?
ドライアイは、目が乾くだけではありません。目の表面が荒れて凸凹することで症状が起こります。
不快感
「ごろごろする」「乾く」「痛い」「疲れる」など
見えにくさ
「かすむ」「まぶしい」「なんとなく見えにくい」など
このような症状の原因は「凸凹EYE」が原因かもしれません。
ドライアイって、なぜなるの?
- まばたきが減る (パソコン等)
- 環境要因 (エアコン等)
- コンタクトレンズ
- 涙の量や質に影響する病気
- 加齢
- 目の手術後
- ストレス
- その他
どんな人でもドライアイなる可能性があります。
ドライアイ治療の目薬は?
潤すだけじゃない、目のデコボコ (凸凹) を治す治療薬も。
ドライアイの目薬には、「涙にはたらく目薬」と、「目の粘膜にはたらく目薬」に分かれます。
涙 にはたらく目薬
・ 人工涙液の目薬 (涙の成分に近い水分を補充します)
・ ヒアルロン酸の目薬 (涙の水分を保ちます)
・ 水分の分泌を促進する目薬
・ ムチンの分泌/産生を促進する目薬 (涙の成分を分泌/産生させます)
目の粘膜 にはたらく目薬
・ 粘膜を治す目薬 (目の表面を修復・保護します)
胃薬がドライアイに効く?!
涙の量の少なさが原因と思われがちなドライアイですが、新しい治療法により、涙だけではなく粘膜の改善も可能になりました。
「目の粘膜にはたらく目薬」を点眼することで、症状が有意に改善することが報告されています。
「目の粘膜にはたらく目薬」とは、「胃炎・胃潰瘍治療剤ムコスタ」のムチン増加作用を「点眼剤」へと応用したものです。ムチン増加作用により、目の表面を修復・保護してくれます。
防腐剤を含まず、刺激性が少ない1回使い切りタイプの点眼薬です。
- 眼科専門医からのアドバイス
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- ドライアイは体質ではなく病気です。目の表面の涙や粘膜に異常が起きてデコボコになることにより、乾きや痛み、ゴロゴロ感、見えにくさなど、様々な症状が現れます。
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- ドライアイ治療剤「ムコスタ点眼液」は、点眼直後に目がかすむ、苦味があるという副作用があり、少し特徴のある目薬です。
そして効果を患者さんが実感するまでに時間がかかるように思います。
よって患者さんからは「あまり違いがわからない」という方もおり、薬をやめてしまう場合もあります。
- ドライアイ治療剤「ムコスタ点眼液」は、点眼直後に目がかすむ、苦味があるという副作用があり、少し特徴のある目薬です。
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- しかし、長年ドライアイで困っていた患者さんの目の表面がツルツルとキレイになっていくのを経験しており、私自身もとても嬉しく感じます。ぜひ、ドライアイでお困りの方は一度トライしてみてほしい薬剤です。